現在は、インターネット、スマホ、タブレットのおかげで、誰もが週7日・24時間いつでも、ギャンブルサイトにアクセス可能です。それゆえ、ただ単にギャンブルを楽しむことと、ギャンブル依存症との線引きが難しくなってきています。ギャンブルする習慣が、仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすようになると、それは深刻な問題です。

そういった状況に直面したことがある方なら、それがどれほど恥ずべき事態かわかるでしょう。また、従業員がギャンブル依存症である場合には、具体的な対策を講じて、仕事に悪影響が出ないようにしなければなりません。

ギャンブル依存症を見抜く方法は?

ほとんどの場合、ギャンブルが好きな人は、ギャンブルが仕事に悪影響をもたらすと認めています。従業員がギャンブル依存症に悩んでいる場合は、仕事の生産性に大きく影響します。休憩時間の超過、度重なる欠勤、長引く昼食時間、仕事の質の低下をはじめ、頻繁に同僚にカバーするよう頼むなど、行動パターンが常習化して、自分自身だけでなく、企業にも悪影響をもたらすのです。

その他にも、職場で見られるギャンブル依存症の兆候があります。勤務中のギャンブル、理由を告げずに不在にする、不安、集中力低下、同僚からの借金、昇給の要求などが挙げられます。

人事部への影響

ある推計によると、従業員100人のうち1人がギャンブル依存症だと考えられています。こういった依存症の人々の習慣は、いつしか他の従業員にも影響をもたらします。多くの人々にとっては、ギャンブルは無害であり、楽しみの一つにすぎません。社交場で従業員がギャンブルを楽しむことを許可している企業も存在します。例えば、従業員が競馬やサッカーイベントに参加するのを認めているのです。

しかし、従業員のギャンブル依存症を未然に防ぎたい場合には、人事部の介入が必要となります。例えば、従業員数名が職場のコンピューターでギャンブルをしていた場合、人事部はすぐに行動を起こさなければなりません。すぐに対処しなければ、会社の業績に影響するばかりか、組織全体の問題へと発展しかねないからです。

職場のギャンブル問題に対処する方法とは?

従業員のギャンブル問題に対処するのは、決して簡単ではありません。関係者全員がストレスに感じる場合もあります。しかし、より良い結果につながる対処法はあります。従業員を非難するのではなく、心配しているのだという態度を示しましょう。そして、従業員の言い分をよく聞いてください。ギャンブルを悪いことだと決めつけたり、罪悪感を抱かせたりしてはいけません。

状況を把握し、先を見据えた対応をしましょう。従業員の反応を見極め、直接対話します。困った状況や怒りの感情に発展するのは、なるべく避けてください。しかし、従業員のギャンブル依存症を克服させられるかどうかは、その従業員がこの問題に対してどれだけ誠実に対応するかによっても異なってきます。

個人的な視点で対処せず、職場の生産性を向上させるサポートを行いましょう。従業員が非難された、決めつけられたと感じないよう気を付けながら、一つずつステップをクリアしてください。

それでも従業員に改善が見られない場合は、残念ながら、厳しい決断を下すことも時には必要でしょう。もう他に手だてがなく、従業員も助けを必要としているようには思えない時にだけ、この最後の手段を取るようにしてください。